2016/8/10-11
やはりね、自分で歩いてこそ見える風景が最高だね。
ずっと歩いて見たかった稜線です。
表銀座とも呼ばれ稜線歩きの初級者コース。それでも日本三大急登の一つに数えられる合戦尾根を登らないと行けません。
稜線に出てしまえば後は槍・穂高の展望を楽しみながらの歩き。
燕岳を起点に大天井岳-東天井岳-横通岳-常念岳-蝶ヶ岳-徳澤-上高地と歩き通せたら素敵なんだろうけど、今の僕、家族には限られた日数と得ている技量ではとても無理なこと。
無理はせず、でも達成感は欲しく。
常念乗越から一の沢へ下山するコースで常念山脈を歩いてきました。普通なら2泊3日のコースでしょうがゆったり3泊しました。まあ、実際に2泊ではとても。
これ以上の天候は望めないだろうと言うくらいの秋晴れ。
朝日も夕日も最高で。
疲れ果てて星空撮影は出来なかったけど。
ちいにゃも空も歩き通してくれました。
感謝です。
blogを通して知り合ったHIROさんにもお会いできました。
お姉ちゃん、お兄ちゃんに空は可愛がってもらいました。
歩みの遅い僕らをHIROさんはさりげなくサポートして下さいました。
感謝です。
この歩きを計画するに際して事前の情報(僕にとって困難な箇所など)を提供し、無事に下山したかと気遣ってくれる仲間達。
感謝です。
多くの方達のおかげで自分が思い描く、展望の山歩きや、歩いてこそ見える風景に出会えました。
僕はシアワセ者です。
3泊4日、初めての縦走の記録です。
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3年前に初めて訪れた雷鳥沢は室堂に着いた時から嵐の中でした。
2泊3日の予定で行ったけど、風景を眺めることが出来たのは撤収日のみというバッドコンディション。
山岳キャンプの経験も乏しく、楽しさよりも、乗り切った!との思いが強く。
当時5歳だった空、8歳の誕生日に高原バスから室堂へ降り立ちます。
「誕生日なのに何で空の楽しいことじゃないの?」
と、正に正論を言われたけど・・・。
チチは空の8歳の誕生日に雷鳥沢に再訪したいんだよ・・・と、説得力のない説得の甲斐もあり夏休みプランが決定したのです。
そうそう。奥様のちいにゃさんにも1日余計に休みを取って頂きました(笑)
雷鳥沢で過ごし、どこを歩いて楽しむか。
ずっと前から計画を練っていました。でも計画通りに歩くための訓練が不足していて、実際に歩けるかは不安が多く。
実際は・・・・・。
3年前に初めてのバックパックで上高地の徳澤へ行き、自分で歩いてこそ見える風景に感動を覚えた時から、その徳澤の先にある涸沢へ行きたいとずっと思っていました。
計画するも諸事情で中止になることもあり、中々実現することが出来ないままでした。
去年から空もトレッキングに連れ出し、山歩きを経験させ、今年の夏に一緒に行こうと決めていました。
僕自身が行ったことがないのに小1の子供を連れて行くのに不安はありましたが、涸沢までなら特に危険な箇所はなく、体力と気力があれば到着出来ると判断してのことです。
上高地〜涸沢のコースタイムは1日ですが、今回は登りと下りに1日ずつ予備日を設け、SUPER SLOW TREKのプランとしました。
上高地・小梨平へは去年の10月以来のキャンプ。
黄葉真っ盛りのシーズンにキャンプ仲間と訪れましたが、家族と来るのは3年振りでしょうか。
まだ空はベビーカーに乗っていましたね。その時はテント泊で上高地での時間を過ごさず、観光気分だけで訪れていました。
家族全員がザックを背負い衣食住の道具を詰め込み、残雪の穂高連峰を愛でるために小梨平へ行ってきました。
やっぱり、上高地が好きなんです。
立山・黒部アルペンルートと並ぶ北アルプスのメジャー観光地で、いつも観光客でごった返している。
立山の雷鳥沢と同じようにちょっとだけ奥に入れば、観光客もぐっと減りとても静かな時間を過ごせる。
河童橋を通り清水橋を渡りビジターセンターを抜ければ小梨平、バスターミナルから15分も歩けば到着です。
新緑の5月も素敵だけど、落葉松の黄葉につつまれたこの季節もとても良いです。
梓川の向こうに聳える明神岳、前穂高、吊り尾根、振り返れば焼岳、背後には六百山と、北アルプス穂高連峰の山岳風景も眺めていられる。
そんな場所でキャンプを楽しめるのはシアワセですね。
先月、この明神岳の向こう側に広がる涸沢へ行く予定でしたが仕事の都合で行けなくなり悄気ていたのですが、同行予定だったmelさんとkさんが一緒に行ってくれることになりウキウキ。
彼女たちとは去年のバックパックの前に以来、トレッキングやオートキャンプでご一緒させていただいています。
両手に花が再びです(^-^)
雄大な穂高連峰の入り口であり美しい風景に魅せられて、これまで何度も訪れた上高地。
ずっと、冬の姿を見たいと思っていた。
冬の上高地には釜トンネルから歩いて入らねばならず、自力でザックを担げない僕はこれまで行くことが出来なかった。
まして雪道を歩くのだ。簡単には行けない。
雪道でのトレッキングを苦に思わない仲間を誘い、彼らのサポートを受けようやく念願を達成できた。
残念ながら快晴の天気ではなかったけれど、一瞬の晴れに見られた鏡のような大正池に映る穂高連峰、田代橋から見た梓川の雪景色、どれも思い描いていた風景だった。
そんな風景を仲間たちと共に見て、時間を共有できたことをとても幸せなことだと思う。