山の鼻キャンプ場
去年の紅葉の頃、バスツアーを利用してちいにゃと二人で訪れた尾瀬。
天候はともかく自由時間が少ないことと、朝夕の風景が切り替わる時間帯にその場にいられないこと。
これがバスツアーの満足度を大きく下げていた理由です。
尾瀬リベンジへの思いは紅葉ツアーから帰った時に始まり、水芭蕉の咲き誇るこの時期に再訪です。
今回はバックパックの魅力に惹かれ始めたzoutaご夫妻と一緒に。
垂直移動の苦手な仲間、我が家とは波長が合うってね♪
◇戸倉第1駐車場
尾瀬エリアはマイカー規制があり最寄りの駐車場からバス、乗り合いタクシーで向かうことになります。
今回は鳩待峠から尾瀬湿原へ入るので戸倉駐車場になります。
11時頃に駐車場に到着しいつもの車中泊です。先週も金曜日は車中泊だったような・・・。
4時半にはバスも出るので4時には起床です。うっすらと空も明るくなる頃、駐車場はほぼ満車に近く道中の混雑が予想されますね。
◇鳩待峠
で、予想通りの混雑です(笑)
山の鼻までは下り道、心も体も軽やかにかな。
木々の間に残雪の至仏山も見え隠れ、所々に水芭蕉の群落も。
快適に下ります。
◇テン場
尾瀬にはキャンプ場が3カ所あります。
湿原の西側にある「山の鼻キャンプ場」、湿原の東側にある「見晴キャンプ場」、そして尾瀬沼にある
今回は山の鼻キャンプ場を利用しました。
此処を選んだ理由は、テントサイトに滞在中に湿原の東側にある燧ヶ岳を見たかったことと、
見晴までの湿原往復約14kmを身軽に歩きたかったからですね。
山の鼻キャンプ場はキャンプ場と言うより、木道脇の空き地にどうぞ張って下さい的な感じです。
それでも平坦、水場もトイレも屋根付き休憩所も近くにある高規格なテン場と言うことに変わりはありません。
無理すれば15張りくらいのスペースもかなり埋まっています。
見晴キャンプ場も視察?して来ましたが、こちらは「キャンプ場」的な雰囲気はばっちり。
◇木道散歩
今シーズン一の人混みの中いざ木道へ。
西端の山の鼻から東端の見晴らしまで。
尾瀬湿原は山の鼻〜見晴まで東西に木道が貫いています。
東西の端には尾瀬を象徴する燧ヶ岳と至仏山が、対照的な山容で人々を包んでいるような感じを受けますね。
中間の牛首で北へ分岐する木道がありますが、僕たちもそうですが殆どの人は東西の木道を歩くことになります。
木道以外に入ることも出来ないので、写真を撮しても代わり映えしないのと、人が写り込まないようにする気苦労ったらありません(笑)
ここでもダラダラ歩くことなく、槍へ向けてトレーニングです。
先週に引き続き不要のシュラフや小物をパッキングして、負荷トレッキング。
起伏はなくても木道の単調な歩きは少々疲れます。
狭い木道を踏み外さないようにとの緊張感が続くのも疲れる理由の一つかも知れません。
往復14kmを歩いた後のかき氷。絶品です♪
ポッカのお兄さん、お姉さん。彼らのおかげで冷たいお茶も飲めます。
ありがとう。
山の鼻に戻り至仏山寄りにある植物見本園の入り口付近を散策です。
至仏山の山容が眼前に迫りますが、緩やかな稜線が優しいですね。
◇尾瀬の花々
水芭蕉がメインの季節ですが他にもたくさんの花々、生き物が自然の息吹を感じさせてくれました。
◇リビングスペース
山の鼻キャンプ場を管理している至仏山荘の前には、屋根、テーブル、椅子が備わった無料休憩スペースがあります。
ハイカーがいなくなる夕方からはキャンパーの僕たちも使わせてもらいます。
火気厳禁のローカルルールに従って、ストーブは屋外で。
テーブルの上でストーブを使っても火事にはなりそうもないと思いますが。
ルールである以上守りましょう。
知ってか知らずか使っている人もいましたけど、知って使わないで欲しいですね。
◇満月
この日に尾瀬行きを決めたのは満月だったから。
満月に照らされる湿原の風景を見たかったから。
でも。
7時前にテントに入り翌朝まで起きなかったので、満月はおろか月が出ていたのかも分かりませんでした。
◇朝靄
4時前には起き出す。
初めて聞く鳥たちの鳴き声が朝靄に木霊します。
あれほど人混みで一杯だった木道も、その先は靄にかすみ見えません。
とても静かな、一日の始まりを感じさせる時が流れます。
燧ヶ岳の向こうから朝日が差し込みます。
振り返ると靄に埋め尽くされた至仏山の山容が微かに見えている。
順光に照らし出された湿原のみずみずしさ。
とても贅沢な時間でした。こんな時間を妻や仲間と共有できるシアワセを感じます。
僕のつたない写真では伝えきれない時間がありました。
◇撤収
8時にはテン場を撤収です。
前日の僕たちがそうであったように早朝から続々と鳩待ちから入ってきます。
約3kmで200mの標高アップ。今回の一番の難所でしょうか(笑)
血液が薄く酸素の取り込みが苦手なちいにゃは、足腰の負荷より息継ぎが苦しそうです。
休憩を小刻みに取りがんばってくれます。
僕が楽しいと感じることへ一生懸命付いてきてくれます。
感謝の印として帰りに軽量ザックをプレゼントしました。
あっ。タイツも(爆)
◇同じ風景
去年のこの道は川のように雨水が流れていました。
その時に撮した写真を思い出しちいにゃが去年と同じように撮しています。
◇蕎麦
下山して温泉につかり。
11時には昼食です。早寝早起きは体内時計もサマータイム。
この時間にはきちんと空腹になります。
美味しいお蕎麦屋さんを見つけたので紹介しておきます。
◇つぎの尾瀬
草紅葉の美しい頃に再訪しようと思っています。
その時は大清水から入り、尾瀬沼を回り見晴キャンプ場で1泊。
山の鼻まで歩き今回と同じように鳩待峠に戻るコースです。
戸倉駐車場から3本のバスルートがあるので、このようなプチ縦走?周回プランも立てられるのは尾瀬の魅力の一つでしょうか。
◇1枚くらい
僕も友情出演します^^
でっぱさん、こんばんは。
尾瀬は天気よかったんですね。
う〜ん、なんといいますか
空の青と雲の白と湿原の緑が、なんとも!
ここだったら、わが妻もてくてく行けるかなあ・・・
テン場があるというのはポイント高いですね。
あとは、ザックか(独り言)^^
ベストショットを台無しにする緊張感の無いお腹ですみません(爆)
さぞ写真選びにご苦労されたかとm(_ _)m
尾瀬、良いところでしたね。秋の再訪が楽しみです。
あとは軽いザックとシュラフか(爆)
そうそう、次のエントリー記事かと思いますが
ちいにゃさんへプレゼントされたザックの詳細、
楽しみにしてます(笑)
>エドヤマさん
はい。これ以上はないくらいの晴天でした。
それも2日間も。きっと満月もキレイだったことでしょう(^^;;;
尾瀬なら奥様も行ってくれると思いますよ。
辛いのは1カ所ですから。
ザックですか・・・。また買っちゃいました(自爆)
>zoutaさん
まあ、こんな素敵な所にいて緊張感を持続せよってのが無理でしたね(笑)
おかげで没になった写真は数知れず(爆)
本当に秋も再訪しましょうね。
軽いザック、シュラフで身も財布も軽く^^
こんにちわ。
いや〜いいですね!
尾瀬で寝起きしたからこそ見れる朝夕の風景。
(あ。夕は寝ちゃったんですね-爆-)
満月に妖しく映る水芭蕉も見てみたかったですネ^^
私もこんな景色を思い描いて朝一のバスに乗りましたがすっかり陽があがっちゃてるし雪だらけだし(笑)
ようやく水芭蕉を満喫できましたありがとうございますv
◇木道散歩の最後から2番目とIMG_6373.jpg(笑)
の写真に心が動きましたv
◇朝靄の4枚目もいいな〜と思いましたけど約1名が難でした(爆)
こんにちは!
気持ち良さそ?う!
尾瀬は確か中学生くらいの時に祖父と行ったっきりですが、
今行ったら、その時とは全く違う感動が味わえそうで、
すごく行ってみたくなりました!
となると、バックパックの精進が必要な訳ですが、
我が家の財務大臣になんと申請すれば良いやら(笑)
1枚目の写真、すごく素敵です!!
こんど真似させてもらいます(笑)
尾瀬といえばシーズン中は喧騒という感じがしますが1泊すれば静かな朝霧の世界も堪能できたりしてお得ですね。
でっぱさんの楽しみは一緒に・・・ちいにゃさん素敵ですね。
プレゼントは当然でしょう(笑)
でっぱさんも負荷を掛けたザックさすがです。
タロンカッコいいじゃないですか!
水芭蕉やザゼンソウといったお花たちも絶好調で色とりどりの湿原歩きでしたね。
>バロンパパさん
次回は尾瀬の夜も楽しみたいです(^^;;;
そこらじゅう水芭蕉でしたよ。
木道写真の最後から2番目、僕もとても気に入っています。
撮影ポイントらしく木道が突き出ていました。
>◇朝靄の4枚目もいいな〜と思いましたけど約1名が難でした(爆)
笑っちゃいました(^-^)
モデルとしては緊張感のない仲間でした(爆)
秋にご一緒しませんか♪
>カズモンさん
せっかくの物欲意欲に水を差して申し訳ないですが、バックパックの道具を精進せずとも小屋泊にすれば事足りますよ(爆)
子供の頃と大人になってからとは感性が全く違いますから、もう一度訪れてみてください^^
>1枚目の写真、すごく素敵です!!
はい。演出も必要です(爆)
>mo-chanママさん
この時間帯を過ごしたいから泊まるわけで。
ちいにゃに起こして貰わなければ見逃していました(笑)
元々インドアだったちいにゃを、ここまで育て上げました(爆)
もっと違うプレゼントが本当は喜んでくれたと思います(^^;;;
タロン、ぴったりでとても担ぎやすいですね^^
やはり道具は楽しさを左右する重要な要素ですね。
でっぱさん、お久しぶりです。
尾瀬いいですね。 毎年行ってたのですが、昨年は行けなかったので、今年はぜひ行きたいと思っている次第です。 たぶん夏にいけるかな? ちなみに、鳩待から大清水は経験ありますが、その逆は大清水から尾瀬沼は結構登りがきつそうな印象を受けました。 楽で人もあまり来ないアヤメ平をお勧めします!
今年は開き直ってたくさん遊ぶつもりです。 GWは念願の北海道に行ってきました。 上高地も行こうかな? 機会がありましたら宜しくです。
ほのぼのとしていいエントリーですね♪
私も尾瀬に行ってみたくなりました。
尾瀬なら♀ソロキャンしても心配なさそうな印象を受けました。
今年は旅がテーマの私には目の前にニンジンをぶら下げられたような。。。あっよだれが(笑)
満足のいく旅ができたようで良かったですね (^^)
>yukiyukiさん
お久しぶりです^^
尾瀬はホームグラウンドなのですね。
大清水からの登りは承知の上です。登り切って尾瀬沼を見たいなんて暢気に考えています(爆)
アヤメ平も良いですよね(^-^)
いっぱい楽しみましょう♪
>iceさん
是非お出かけ下さい。
ニッコウキスゲの写真を待っています♪
心配なのはクマさんかも。去年は山の鼻にも出没していたらしいですよ。
キャンプの雰囲気は見晴らしがお勧めです。
至仏山と燧ヶ岳、どちらの遠景を愛でていたいか。
これもポイントかな^^
我が家にぴったりの SLOW TREKでした♪
こんにちはー。
うふ♪ステキな時を過されましたねー^^
タロンもカッコイイです!
はるかな尾瀬〜〜〜ってコトで、うちからですとちょっと遠いですが
いつか必ずや訪れてみたいです!
本日、Kちゃんもようやく二輪免許が取得できたので((=⌒ー⌒)//””パチパチ)
2人でぼちぼち慣らしながら来月あたりにはキャンプに行きたいねーって話しています。
すっごい近場になる予定ですが・・来てくれますか?^^;;;(苦笑)
しかし、梅雨入りが遅れているから、今年の7月も雨が多くなるような気もしますね。。。
そちらからは本当に「遙かな尾瀬♪」ですね。
こういうノンビリが一番です。
>タロンもカッコイイです!
タロンを背負っているでっぱさん・・・の間違いでは?(自爆)
kumiちゃんもゲットされたんですか!!
おめでとう♪
投げキッス10回くらいお送りしました(#^_^#)
岐阜より西じゃなければお伺いしますよ^^
雨でも大丈夫!
雨対策装備は車チームが持って行きます。
颯爽とサイトに乗り付けてください(^-^)
日程調整しましょうね♪
こんばんは
尾瀬レポ。。。早すぎだよ〜〜!!
同じ日に行ってるのに。。。未だ写真の処理も終わってないし。。。。(;^_^A
草紅葉の時期まで待たなくても、尾瀬だったらいつでもいいですよ。
自然の中ではのんびりなのですが、他のことはせっかちで・・(笑)
速報版は拝見しましたよ。本編もお待ちしています♪
鳩待峠-アヤメ平-富士見-竜宮-山の鼻-鳩待峠
このコースも歩いてみたいですね。
こんにちは。
コメント遅くなりましたが、SPCからリンクをたどって拝見させていただいていました。
そう、この頃、満月だったんですよね。
ワタシは「森まき」でキャンプしてましたけれど、ランタンがガス欠になって消えても、改めて点けようと思わないぐらい明るかったです。
> でも。7時前にテントに入り
車中泊の翌日は、眠いですもんね(^c^)/
> 順光に照らし出された湿原のみずみずしさ。
> とても贅沢な時間でした。
写真からも、その気持ちが伝わってきます。
これからも、立ち寄らせていただきますね。よろしくです。
こんにちは^^
おいで頂きありがとうございます。
計画では満月に照らし出される湿原を愛でる予定でした。
バックパックキャンプでは食料も酒もないし、早朝からずっと歩いているので疲れ果て、夕食を日没前に食べたら寝るしか有りませんでしたね(^^;;;
森まきに行かれたのですね。
去年の6月は2度も行っています。そう言えば蟻の襲撃はありませんでしたか?
さんざんな目に遭いました。
いつでもおいで下さい。
何のお構いも出来ませんが(笑)
こんばんは。
こちらでは、何とお呼びすればいいのでしょう?
bigdipper さん? それとも……?
> 早朝からずっと歩いているので
車中泊に、疲れが加われば、当然ですね。
> 去年の6月は2度
そうでしたか。
蟻の襲撃の話は聞いていましたが、テントの収納袋に数十匹潜り込まれただけで、テント自体は襲撃されませんでした。
でも、襲撃された場所はどの辺りですか?
私たちがキャンプしいたのは、入ってすぐ左の電源サイトに隣接したサイトでしたが……。
> いつでもおいで下さい。
ええ、ブックマークさせていただきました(^c^)/
え〜と・・。
ちゃんとしたHNはbigdipperなのですが、HNの通称、俗称は「でっぱ」なのでこちらでお願いします♪
くれぐれも漢字変換はされませんように(笑)
森まきは一段下りた草原のエリアです。
落ち着いて食事も出来なかったくらいの襲撃でした。
管理人さんも今年は多いって仰っていましたね。
最近、オートキャンプしていなくて、ちょっと憧れています(爆)